朝ごはんに「アワビ粥」を食べた。
なんと贅沢なんだろう。
昨年末にヤンニョンジャンを購入した時に、つい食べたことがない「アワビ粥(チョンボッチュ)」のアワビという文字に惹かれ、レビューを読んだら絶賛だったので一緒に買ってしまったものである。
ヤンニョンジャンは餃子のタレの中に入れるのがとても好きで、長らく恋焦がれていたのだ。
「そうだ通販で買ったらいいのだ」とやっと頭の線がつながり、検索したらあった。今どきはほとんどのものが通販で買えるというありがたさ。
餃子にはラー油ではなくヤンニョンジャンが好きな私。
この食べ方は、30年ほど前に、その頃熱中していたジョギング仲間と一緒にラーメン&餃子を食しに行った時に教えてもらった食べ方で、以後すっかりはまってしまっていた。田舎住まいであったことと、購入する機会に恵まれなかったこともあり、「餃子のタレの中にヤンニョンジャンを入れたい!」にずっと焦がれていた。
近頃では「餃子の王将」の餃子も生協で購入できる。以前は味の素の餃子が好きだったが、味の素の餃子も進化して油も水も入れずに焼けるようになってからは味がちょっと変わったような気がして、最近は「餃子の王将」の冷凍餃子が気に入っている。
手作りせずとも焼くだけ、チンするだけが、私の食生活を蝕み、ていたらくが日常化している。
こう書いたらあらゆるものがチンであるようにも受け取られかねない。味噌汁や煮物、炒めもの、焼き物、揚げ物などもそれなりに作っている。
会社勤めの頃も餃子は手作りし、伊賀に住まいしていた頃は、酵母を育てパンを焼き、餃子も手作りし、畑で大豆を育て、味噌も作るという、リアルな私を知っているヒトからはイメージに結びつかないような、まめまめしい生活していたのだが・・・。最近はすっかりズボラになってしまっている。
と、いつものように話が横道にそれた。
その贅沢なアワビ粥、色が緑、、、なんでやろー。と思いながら一口食べたら磯の香りが口の中に広がり・・・。私これ苦手やった。
アワビの内蔵が一緒に煮こんであったのだ。
私、貝の内蔵がとてもとても苦手だった・・・。あの磯臭いのがどうにも・・・。だから旅先の漁港なんかでガソリンのニオイと磯の香りが混じったのを嗅ぐと、胃がひっくり返るような、どうにも船酔い的な感じになるのが常だった。
だけど、せっかくの珍しいもの、食べないともったいない。アワビ入っているし、ということで朝ごはんに半分、昼食に半分と完食。
朝はちょっと胸が小ムカで、ほどなく収まった。
もったいないお化けは恐ろしいもので、小ムカになっていたのに、昼食にもコリもせずに残りを食べたら、今度は大ムカになり、お腹具合も悪くなり、結果トイレで冷や汗をかくということになってしまった。
アワビは本当に柔らかくて美味しく、これにはあまり磯の香りがくっついていなかった。お粥のほうがしっかりと磯の香りと味が染み付いていた。それもそのはず、添付されていた「紙」を読んだら、新鮮なアワビを内臓ごと長い時間煮込んだものと書いてあった。
磯の香りと味は、私の味覚と胃腸にはどうにも相性が悪いようだ。
海の磯の香りに「ああいい香り」というヒトの声を耳にする。臭覚も味覚もみんなチガウのね。
ちなみにチョンボっチュ(アワビ粥)は済州島の郷土料理として知られているが、現在の韓国では全国的な料理として食べられているということだ。韓国では粥専門店や、ホテルの食堂などでも食べられるため、旅行客の朝食としても人気が高いということである。
Eventually once My fate Different Acacia Separate the trip In a world of emptines